2026年05月15日

親の仕事は「我慢する事」

親は、子どものことが心配だからこそ、つい色々と言いたくなるものです。

「早く起きなさい」
「早く食べないと学校に間に合わないわよ」
「忘れ物はない?」
「宿題は終わったの?」
「勉強しなさい」
「今日は塾があるから忘れないでね」
「ゲームはもうやめなさい」
「早く寝なさい」

しかし、親が強く言えば言うほど、子どもは反抗的になることがあります。

「うるさいな」
「わかってるよ!」
「ほっといて!」
「あっち行って!」

言葉で反抗してくれるうちは、まだ良いのかもしれません。
本当に心配なのは、“行動”で反抗するケースです。

ゲームをやめない
勉強をしない
学校へ行かない
塾へ行かない
夜更かしをする
朝起きない
食事をしない、家族と食事をしない

そうなると、親としてはますます強く言いたくなるでしょう。

しかし、その行動が「親への反発」から来ている場合、強く言うことが逆効果になることがあります。

もちろん、状況や原因によって対応は異なります。
ただ、共通して言えることがあります。

それは、
「親が自分の正しさをぶつける」のではなく、まず子どもの気持ちを受け止めることです。

そして、忘れてはいけないのは、本人が一番、自分の状況を理解しているかもしれないということです。

実は本人が、

「まずい」
「このままではダメだ」
「苦しい」
「どうしたらいいかわからない」

と、一番感じていることも少なくありません。

もちろん、将来について一緒に考えることは大切です。
ただ、その際も“責める”のではなく、“伝える”ことが重要です。

そのために有効なのが、「アイメッセージ(私メッセージ)」です。

たとえば、

「ちゃんと連絡しなさい!」

ではなく、

「私はすごく心配だったの」
「連絡がないまま帰りが遅いと、何かあったのではないかと思ってしまうの」

というように、自分の気持ちとして伝える方法です。

また、悪いところばかりに目を向けるのではなく、良かったところを見つけて、そこを掴まえてほしいと思います。

「食器を片付けてくれて助かったよ」
「勉強頑張ってるね」
「今日は自分で起きられたね」

そんな小さな一言が、子どもの自己肯定感を支えることがあります。

子育てに“絶対の正解”はありません。
本当にケースバイケースです。

だからこそ、感情的に反応するのではなく、一度立ち止まって考えてから関わることが大切なのだと思います。

親の仕事は、子どもを思い通りに動かすことではなく、成長を信じて待つことなのかもしれません。
posted by 鈴木正之 at 00:00| ★出来事・行事 「いぶき学院の様子」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする