品川区立中(義務教育学校)では、前後期の2期制や3学期制が混在しています。
当塾の対象校では、1学期の中間試験がありません。さらに、2学期の中間試験がない学校も2校あります。
中学3年生(義務教育学校9年生)にとって、内申は高校受験に直結します。
私立高校の推薦入試、そして都立高校入試において、極めて重要な評価です。
ところが、その大切な内申が、
1学期1回・2学期1回、計2回の試験で決まる学校があります。
つまり、6月と11月の2回です。
ここに大きな問題があります。
6月の試験後に学習した内容、すなわち7月・9月・10月、そして11月初旬までの範囲が、すべて11月の試験範囲になります。
実に約3か月半分の内容です。しかも9教科です。
中学生にとって、この量は決して軽いものではありません。
さらに、課題は一律に課されます。
40点を目標とする生徒も、100点を目指す生徒も、同じ課題を試験当日または直後に提出します。
本来であれば、この課題の在り方自体にも課題がありますが、ここでは「試験範囲の広さ」に絞って考えます。
では、中学生はいつから試験勉強を始めるのでしょうか。
多くの生徒は、部活動が休みになり、試験範囲が発表される1週間前からです。
しかし、これでは到底間に合いません。
中間試験がない場合、範囲は他の中学の約2倍になります。
つまり、2週間前から始めても終わらない可能性が非常に高いのです。
さらに、「課題を提出しなければ内申が下がる」という現実があります。
その結果、
課題を“終わらせること”が目的になる
本来の目的である「得点を取る勉強」にならない
という、本末転倒の状態が生まれます。
これが、かえって試験勉強の負担を増やしているのが現実です。
では、どうすればよいのでしょうか。
答えはシンプルです。
「試験前にまとめて勉強する」という考えを捨てることです。
試験範囲を一気に総復習するのではなく、
毎回の授業で確実に理解し、その場で身につけることが重要になります。
その上で、試験前は課題や問題演習を通して、基礎基本の確認を行う。
これが本来の学習の形です。
普段は勉強せず、試験前だけ頑張る。
この学習法は、もはや通用しません。
「二度と同じところをやり直さない」学び方を身につけること。
それこそが学力を高め、試験前に追い込まれないための唯一の方法です。

