本当に「教育熱心な親」とは、さまざまな教育機会を通じて、子どもの可能性が広がるように努める親のことだと思います。
一方で、その“熱心さ”が度を超してしまうと、残念ながら逆効果になることも少なくありません。
社会に出て活躍する人、周囲から信頼される人が、必ずしも高い学力や学歴を持っているわけではありません。
むしろ、自己肯定感が高く、自分のことを好きでいられる人こそ幸せになれるのだと思います。
その「幸せ」は本人にとっての価値で決まるものであり、他人が測れるものではありません。
私は以前、職業訓練校で講義をしていたことがあります。就職したくてもできない人たちが集まる場でした。そこで「自分のことが好きですか?」と質問すると、「好き」と答えた人は100人中わずか1人ほどでした。
この現実から、自己肯定感の大切さをあらためて痛感しました。
また、これまで数千人の保護者様と関わってきましたが、行き過ぎた「教育熱心」については、はっきりとお伝えするようにしています。もちろん、言いにくいこともあります。しかし、子ども本人のためを思えば、言うべきことは言わなければならないと考えています。
たとえ親御さんに嫌われたとしても、私は“本人ファースト”で向き合いたいのです。
お子様の「いま」だけでなく、50年後の幸せまで見据えた関わりを大切にしていきたいと思っています。

