2025年11月14日

“できる子”の秘密は『読む力・考える力』にある 第1回

子どもが変わる「考える力」
― 考えることで人は育つ ―

子どもが自ら考え、行動し、そして人として成長していく。
いぶき学院は、そんな“人間的成長”の場でありたい。


第1回 国語が得意な子は「問題をたくさん解いた子」でしょうか?

国語が得意な子は、果たして国語の問題をたくさん解いてきた子なのでしょうか。
国語の読解が得意なお母さんやお父さんは、小さいころから問題集ばかり解いていたでしょうか。

中学入試や高校入試の前には、過去問を中心に演習を行うことが多いと思います。
それは「国語力を伸ばすため」ではなく、「試験に慣れるため」です。
つまり、出題傾向や設問のパターンを把握し、効率よく解答する練習なのです。

一方で、小さいころからたくさんの本を読んできた子は、問題演習をしなくても自然と読解力があります。
それは、読書を通して「文章に何が書かれているのか」を理解しようとする習慣が身についているからです。
小説を読むときも、「誰が登場して、何をしたのか」「登場人物はどんな気持ちだったのか」と考えながら読んでいるのです。
だからこそ、国語の問題を解かなくても国語力が育つのです。

とはいえ、「問題演習に意味がない」というわけではありません。
大切なのは、演習のときにどんな意識で文章を読んでいるかです。
「正しい選択肢はどれか」「答えは何番か」ばかりを考えるのではなく、
「本文には何が書かれているのか」「筆者は何を伝えたいのか」を考えながら読むことが、真の学力につながります。
つまり、「読み解く」ことこそが読解力の根本なのです。

この考え方は、国語だけに限りません。
他の教科でも、「早く答えを出そう」という意識が強すぎると、学力は伸びにくくなります。
試験勉強でも本番の試験でも同じです。
「問題文に何が書かれているのか」「何を問われているのか」を丁寧に読み解くことが、得点にもつながります。

実際、いぶき学院には、毎朝登校前に短文の要約を続けている小学生がいます。
3か月ほど継続したところ、明らかに国語力が向上してきました。
問題を解くのではなく、文章を読み解く習慣を身につけているからです。
posted by 鈴木正之 at 00:00| ★出来事・行事 「いぶき学院の様子」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする