先日、中学校の同窓会に出席しました。
卒業から何十年という年月を経て、当時350名いた同級生のうち約100名が集まりました。
それぞれが山あり谷ありの人生を歩み、さまざまな経験を経て、今ここに再び顔を合わせる――それだけで胸が熱くなりました。
年月は流れましたが、再会した友の表情や話しぶりには、どこか中学生時代の面影が残っていました。
そして、その頃の性格や生き方の片りんが、今の人生の姿にも確かに反映されているように感じました。
高校、大学、社会人と続く人生。若い頃には「まだ先のこと」と思っていた未来も、振り返ればあっという間にやって来ます。
「今が良ければいい」「今が楽しければいい」という生き方も否定はしません。
けれど、50年後、60年後に振り返ったときに本当に心に残るのは――「どう生きたか」ではないでしょうか。
人生100年時代。
60年後、70年後、80年後に「いい人生だった」と穏やかに言えるような、そんな生き方を今、積み重ねてほしいと思います。

