学力がなかなか伸びない子どもたちには、共通する特徴が見られます。
以下にその代表的な5つの条件を挙げ、それぞれについて解説します。
1. 話を聞かない(聞けない)
せっかく授業に参加していても、先生の話を聞いていなければ、授業を受けていないのと同じです。当然ながら理解は進まず、できるようにはなりません。授業は「参加すること」が大切なのではなく、「話を聞いて、考えること」が何より重要なのです。
2. 指示通りにやらない(できない)
指示された通りに行動できないと、学習の流れに乱れが生じます。「言われた通りにやる」というのは、学力向上の基本中の基本です。自己流や思い込みで動いてしまうと、必要な理解や定着が得られなくなってしまいます。
3. やることが遅い(初動が遅い)
極端な例では、他の子がすでに課題を終えているのに、まだ手をつけていないというケースもあります。先生は全員の動きを待つことはできないため、授業はどんどん先に進んでしまいます。その結果、やるべき内容がこなせずに終わってしまうのです。
また、動き出しが早くても遅れてしまう子もいます。その一因に「丁寧すぎる」ことがあります。ノートを過剰にきれいにまとめることに意識が向いてしまい、肝心の話を聞き逃すことも。たとえば、ノートを書いている間に先生の説明が終わってしまっていた、というのはよくあることです。
理想は、「素早く・丁寧に書き、先生が話し始めたら手を止めて話を聞く」こと。メリハリをつけて取り組む姿勢が求められます。
4. ノートが乱雑
ノートは何のために書くのでしょうか? 単に「忘れないため」だけではありません。大切なのは、後で見返して復習し、理解を深めることにあります。
たまに見かけるのが、「ノートに書いてあるから覚えなくてもいい」「見ればわかるから理解していなくてもいい」といった考え方。これは本末転倒です。問題を解くときにノートをめくって探したり、教科書の例題を丸写しするような勉強では、学力は伸びません。
ノートには、丁寧に、かつ論理的に記録する意識が必要です。たとえば数学であれば、途中式を省略せずにしっかりと書くことで、思考の整理や基礎の定着に繋がります。整ったノートを書ける子は、良い学習姿勢を持ち、思考力も自然と身についていきます。
5. 家庭学習ができない
授業だけでは、学力の伸びには限界があります。もちろん、授業中に話をよく聞き、考えて理解することが第一ですが、その理解を定着させるには家庭での復習が不可欠です。
また、暗記が必要なもの、たとえば都道府県名の記憶などは授業では時間を取れないため、家庭学習に頼ることになります。
家庭学習といっても、長時間やる必要はありません。授業の内容をしっかり理解した上で、それを補完・定着させる「サブ的な学習」として位置づけるのがよいでしょう。
私たちは、「授業中に話を聞き、考えること」を徹底指導しています。
学力が伸びない原因を一つひとつ取り除き、勉強だけでなく、人間としても成長し続けられる子を育てていきたいと考えています。

