お子さんは「ありがとう」や「ごめんなさい」を自然に言うことができるでしょうか。
言える子にとっては何気ない一言でも、言えない子にとっては大きな壁です。
子どもたちはこれから、多くの人と関わりながら成長していきます。
その中で、「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えないと、人間関係を築くうえで大きな支障になります。
もちろん、単に人間関係のために言うのではありません。
人は決して一人では生きていけず、多くの人や環境に支えられて生きています。この「支えられている」という事実に気づかないと、感謝の気持ちは生まれません。
人や自然に対して「ありがたい」と思える心を持てる人は、他者に優しく接することができ、その中に喜びを見出すことができるでしょう。同様に、「ごめんなさい」「申し訳ありません」と自分の非を認めて謝ることができる人も、他者の立場や気持ちに寄り添うことができるのです。