2026年01月23日

中学受験を“やるか・やらないか”から一緒に考える塾①

中学受験に向いている子は、実は少数です

中学受験が当たり前になった地域では、「受験しない」という選択をすること自体に不安を感じる保護者の方も多いと思います。

しかし、冷静に考えてみてください。
中学受験では、大量の学習量、スピード、競争、精神的な強さが求められます。

これは努力や根性の問題ではなく、向き・不向きの問題です。
実際、受験生全体の中で最後まで前向きに走り切れる子は少数です。

多くの子は、「ついていくこと」に精一杯になります。

向いていない子が無理をすると、成績以上に「自分はできない」という感覚を心に残してしまいます。
中学受験をやめることは、失敗ではありません。

それは、その子に合った学び方へ切り替える前向きな判断です。

いぶき学院では、中学受験をする・しないに関わらず、「考える力」を大切にしています。
受験はゴールではありません。その後も伸び続ける力を育てること。それが、私たちの教育です。
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2026年01月16日

面接試験の意義

中学・高校・大学の受験、さらには就職試験においても、面接は試験項目として設けられていることが少なくありません。では、面接試験は何のために行われるのでしょうか。

面接では、志望動機や入社動機、入学・入社後に何をしたいのか、何ができるのか、そしてそれは何を目指し、何のためなのかが問われます。これらの受け答えを通して合否を判断する面接試験には、大きく分けて二つの目的があると私は考えています。

一つ目は人間性です。
表面的な言葉ではなく、嘘偽りのない応答ができているか、その姿勢から誠実さを見ています。そして、その学校や組織にとっても、本人にとっても、良い選択になるかどうかを見極めているのです。

二つ目は真剣さです。
「本当にここに入りたいのか」「どれほど強い思いを持っているのか」。その覚悟を見ています。本気で入りたいと願っている人ほど、合格後の学校生活や仕事が充実する可能性は高くなります。それは自然なことです。

面接試験に向けて考えておくべきことは、大きく三つあります。
志望動機、これまでの自分、そしてこれからの自分です。

理想は、これらが一つのストーリーとしてつながっていることです。
将来の自己実現のために、なぜこの学校を選んだのか。入学後に何をしたいのか、何ができるのか。そして、これまでの経験から何を学び、どのように成長してきたのか。それらが一本の筋として通っていれば、どのような質問にも自分の言葉で答えることができます。

想定される質問をいくつも考え、答えを丸暗記する方法もあります。しかし、想定外の質問をされた途端、言葉に詰まってしまうケースは少なくありません。大切なのは「答えを覚えること」ではなく、「自分自身を理解していること」なのです。

だからこそ、面接試験は、過去・現在・未来の自分を見つめ直す貴重な機会だと言えます。

ところで、私立高校受験における単願推薦では、多くの学校で内申基準が設けられており、その基準を満たしていれば、ほぼ合格が約束されている場合もあります。それにもかかわらず、なぜ面接試験が行われるのでしょうか。

私は、受験生自身がこれまで述べてきたようなことを真剣に考え、「納得して入学する」ことに大きな意義があるからだと思っています。

大きな努力をせず、何となく学校を選んで入学すれば、入学後の三年間も何となく過ぎてしまいがちです。その延長線上で、大学や就職も同じように選んでしまえば、人生そのものに充実感や生きがいを感じにくくなるかもしれません。

面接試験は、合否を決める場であると同時に、自分の人生と向き合うための場でもあります。
ぜひこの機会に、自分自身を見つめ直してほしいと思います。
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2026年01月09日

学校を休む受験生へのメッセージ

私立中学校受験が近づくと、小学校を欠席して受験勉強に専念する受験生がいます。
当塾近隣の小学校でも、子どもたちの話を聞く限り、実際に欠席者が出ているようです。さらに、夏休み明け以降の学校行事についても、「受験が近いから」という理由で欠席する子どもがいると聞きます。

これらは、義務教育の根幹を揺るがしかねない問題です。さまざまなご意見があることは承知していますが、私は受験を理由に学校を休むべきではないと考えています。

学校の役割は、教科の学習を行うことだけではありません。
授業以外にも、学校行事、部活動、生徒会や委員会活動などを通して、子どもたちは社会性や協調性、責任感を身につけていきます。身の回りで起こる出来事や、人との関わりの中で得られる経験は、人格形成において欠かすことのできないものです。

学校生活には、学習塾では決して代替できない集団生活が数多くあります。だからこそ、小学校で過ごす日々は、子どもたちの成長にとって非常に重要なのです。

もちろん、私立中学受験は本人の意思によって選択されるものであり、受験する権利を行使している以上、小学校がそれを止めることはできません。しかし一方で、小学校に通うことは義務でもあります。
権利を主張するのであれば、同時に義務を果たす姿勢が求められるはずです。それが伴わなければ、単なる我儘になってしまいます。

志望校合格という一点に絞れば、学校を休んで受験勉強に集中した方が、結果が良くなる可能性は高まるでしょう。
「合格が最優先なのだから、受験に直接関係のない学習や活動は不要だ」という考え方も、確かに合理的ではあります。

しかし、そのような合理性だけで勉強してきた子どもたちは、将来どのような大人になっていくのでしょうか。

仮にトップ校に進学し、将来、社会において重要な役割を担う立場に就いたとしたら――
そのとき、他者への配慮や感謝の気持ちを持たず、自分の成果だけを優先する人間が増えていく社会を、私たちは本当に望んでいるのでしょうか。

私は、優秀な子どもだからこそ、学校行事に積極的に参加し、学校を休まずに学ぶべきだと思います。
そして、勉強が得意だからこそ、分からない子や困っている子に手を差し伸べられる人になってほしい。人に気遣い、感謝できる心を育んでほしいのです。

そうした人間こそが、将来の日本をより良い社会へと導いていく存在になると、私は信じています。
私たち学習塾は、目先の合格だけでなく、子どもたちの将来、そして日本の未来を見据えながら、子どもたちを育てていきたいと考えています。
posted by 鈴木正之 at 00:00| ★出来事・行事 「いぶき学院の様子」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする